原発事故に学ぶ実行委員会

 2011年3月11日の東京電力福島第一原子力発電所の事故と、その後の放射性物質による汚染の問題を通して、私たちのこれからの生き方や社会の在り方を考えるために「原発事故から学ぶ実行委員会」が立ちあげられました。

 11年10月に、京都大学原子炉実験所の今中哲二氏に「福島で起こっていること」と題した講演をお願いし、それ以後、連続講座を開催したり、被災地支援交流、他団体とのネットワーク活動、さらに、「福島まなびの旅」の企画など、「3.11.フクシマを自分たちの生活の中で考える」取り組みを続けています。 

 また、毎年3月11日には、「いのちを想うキャンドルナイトin大牟田」を開催し、福島からのメーセージの朗読、コンサートなどを通して、大牟田市民に向けた原発事故を忘れないための活動を継続しています。

連続講座
キャンドルナイトin大牟田
福島学びの旅

被災地支援交流活動

 第4回連続講座「福島を生きる」ー子供たちの命を守るためにーを契機に、福島県二本松市の青空市場委員会(ハハレンジャー)を支援するための、青空市場応援プロジェクト・オクルンジャーを立ち上げ、いちのたんぼの会の野菜を中心に、青空市場解散(2016年6月)まで毎月野菜を送りました。 

これまでの活動

2011年10月講演会「福島で起こっていること」(京都大学原子炉実験所 今中哲二さん)
2012年3月3.11「いのちを想う」キャンドルナイトin大牟田
2012年 4月連続講座第1回「原子力と私たちのくらし」
シンポジウム「福島とつながるために」
(うのさえこさん ハイロアクション福島原発40年実行委員会)
(森ゆうかさん 育児サークル・クレセントムーン主宰)
2012年 7月連続講座第2回
講演会「原発過酷事故の再発を防げるか」ー政府事故調査委員会の活動からー
(吉岡斉さん 東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会委員)
2012年 11月連続講座第3回
講演会「フクシマ後の時代を生きるために」
ー再稼働の逆風の中、いま何が問われているのかー
(藤田佑幸さん 長崎県立大学シーボルト校非常勤講師)
2013年 3月3.11「いのちを想う」キャンドルナイトin大牟田
○竹灯篭・キャンドル点灯
○ミニコンサート
○福島からのメッセージ(朗読)
○リレートーク
2013年 5月連続講座第4回
講演会「福島を生きる」ー子供たちの命を守るためにー
(佐々木ルイさん  真行寺同朋保育園副園長)
2013年6月青空市場応援プロジェクト・オクルンジャー、ハハレンジャーへの野菜送り開始
2013年 10月連続講座第5回
シンポジウム「原発再稼働を問い直す」ー玄海・川内原発現地からの報告ー
(向原祥隆さん 反原発・かごしまネット事務局長)
(石丸初美さん 玄海原発プルサーマル裁判の原告団長)
2014年 2月連続講座第6回
講演会「電力労働者である私たちがなぜ原発に反対するか」
報告1「長崎の被爆者運動と福島を結ぶ」
  (井原東洋一さん 脱原発電力労働者九州連絡会議代表)
報告2「元電力労働者だからこそ原発をなくしたい」
 (川瀬正博さん 脱原発電力労働者九州連絡会議幹事)
2014年 3月3.11「いのちを想う」キャンドルナイトin大牟田
○竹灯篭・キャンドル点灯
○ミニコンサート
○福島からのメッセージ(朗読)
○福島の子どもの作文(朗読)
○リレートーク
○ふるさと合唱(全員)
2014年 4月福島学びの旅(18日~20日)
 福島をはじめ東北の人々は、地震と津波の被害に加え、原子力発電所の放射性物質に脅かされる生活を強いられてきました。 
 日常の様々な時点で選択を迫られ、その選択から生じた立場の違いによる分断さえ生まれています。
 福島の人たちが抱える課題は、本来国民全体の課題であるはずなのに、少なくない人たちが、オリンピック招致に浮かれている現実があります。
 私たちはこの間、福島の人たちとどのように連携できるかを考えてきましたが、その一環として福島を訪問する「まなびの旅」を企画し、21名の参加によって実施しました。
2014年 6月連続講座第7回
講演会「3年を経て福島は今」
報告1「福島学びの旅の報告」
  (福島学びの旅企画委員会)
報告2「原子力発電は住民にとって何だったのか」
ー元富岡町原発担当課長が語る双葉郡の現状ー
 (白 正一さん 元福島県双葉郡富岡町生活環境課課長)
○原子力発電を受け入れることで、双葉郡はどう変わったのか
○原発事故は住民に何をもたらしたか
○自治体はどう復興しようとしているのか
  同「避難計画を考える緊急署名の会」(鹿児島県いちき串木野市)
 戸別訪問署名運動参加支援
  同「福島学びの旅」報告(筑紫野市、久留米市)
2014年 8月福島の子どもたちと過ごす夏休みin菊池惠楓園(熊本県菊池市)参加交流
2014年 11月連続講座第8回
講演会 「福島は今~原発事故から3年半、拡大する被害~」
武藤類子さん(福島原発告訴団団長)
2015年 3月3.11「いのちを想う」キャンドルナイトin大牟田
2015年 5月連続講座第9回
講演会 「テント広場から見えてきたこと~九電本店前ひろば1501日目の報告」
原発とめよう!九電本店前ひろば村長 青柳行信さん
2015年 9月連続講座第10回
講演会 「福島第一原子力発電所事故と未来」
元 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章さん
2016年3月3.11「いのちを想う」キャンドルナイトin大牟田
2016年 7月連続講座第11回
講演会 「地域に原発があるということ~避難・そして障がい者の場合~」
NPO法人コーヒータイム理事長 橋本由利子さん
2017年 2月連続講座第12回
講演会 「原発事故で失ったもの」
報告1「福島まなびの旅・Ⅱ」の報告
  (福島まなびの旅・Ⅱ企画委員会)
報告2「原発事故で失ったもの~飯舘村からの報告」
 (元いいたてふぁーむ管理人 伊藤延由さん)
2017年3月3.11「いのちを想う」キャンドルナイトin大牟田
2017年 9月連続講座第13回
講座「『浪江まち物語つたえ隊』が伝えたいこと」
紙芝居「浪江町消防団物語-無念」/ 映像と語り「歯形の栗」
報告「浪江まち物語つたえ隊が伝えたいこと」
(浪江まち物語つたえ隊 岡洋子さん 小澤是寛さん)
2018年3月3.11「いのちを想う」キャンドルナイトin大牟田
2018年 3月連続講座第14回
朗読劇「線量計が鳴る~元・原発技術者のモノローグ」
俳優 中村敦夫さん
2018年 7月連続講座第15回
記録映画上映「知事抹殺の真実」
2019年 2月連続講座第16回
講演会「原発事故から8年、飯舘村の調査に関わり続けて」
京都大学複合原子力科学研究所 研究員 今中哲二さん
2019年3月3.11「いのちを想う」キャンドルナイトin大牟田
2019年7月連続講座第17回
豊田直巳写真展&トークライブ「フクシマ・8年間の記録と記憶」
フォトジャーナリスト 豊田直巳さん
2019年9月連続講座第18回
講演会「私が大飯原発を止めた理由」
福井地方裁判所元裁判長 樋口英明さん
2020年3月3.11「いのちを想う」キャンドルナイトin大牟田
2021年3月3.11「いのちを想う」キャンドルナイトin大牟田
2022年3月3.11「いのちを想う」キャンドルナイトin大牟田
2022年6月連続講座第19回
上映会「朗読劇・線量計が鳴る」(中村敦夫)
NPO法人 福祉でまちがよみがえる会